【小学生の食事マナー】生徒数20万人超の専門家が分かりやすく解説。

【小学生の食事マナー】生徒数20万人超の専門家が分かりやすく解説。

食育マスターの伊藤華づ枝でございます。

今回は、小学生のお子さん向けに、基本的な食事マナーや教え方のコツをご紹介します。

また、このページをご覧いただいた特典として、小学生のお子さんも喜ぶ簡単なレシピをお伝えします。

どうぞ最後までご覧ください。

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食事マナーを教えるタイミング

「食事マナーを教えるタイミング」をイメージする画像

何歳から始めるべきか

まず、何歳から食事マナーを教え始めるべきかという疑問に対して、多くの専門家は小学校入学前後が理想的な時期だとしています。

これは早すぎず、遅すぎず、子どもが社会的なルールに対して理解を示し始める絶好のタイミングです。

この頃には、子どもたちは友達と食事をする機会が増え、周囲の影響を受けやすくなるため、自然に食事マナーを学ぶことができます。

また、小学校に入学すると、給食や遠足などで集団で食事をする機会が多くなります。

これに伴い、基本的なマナーを身につけておくことが、子どもたちにとって非常に大切になってきます。

どのように教え始めるか

食事のマナーを教える際には、まず子どもの年齢や理解度に合わせたステップから始めることが重要です。

いきなり難しいことを詰め込むのではなく、例えば食事の挨拶箸の持ち方といった基本的なことから、遊びやゲームを取り入れながら楽しく学ばせることがポイントです。

他にも、「いただきます」と大きな声で言えるかどうかをゲーム形式で確認したり、箸の持ち方を競い合うゲームをするなど、子どもが興味を持ちやすい方法で教えていくと、自然と身についていきます。

また、子どもがマナーを学ぶ過程で失敗することもありますが、その際には叱るのではなく、優しく教え直してあげることが大切です。

家族の協力が大切

家庭で食事マナーを身につけるには、家族全員の協力が不可欠です。

家族全員が一貫したマナーを守ることで、子どもは自然とそのマナーを学び、身につけていきます。

たとえば、食事前に必ず手を洗うこと、食事中に携帯電話を見ないことなど、家族みんなで同じルールを守るようにしましょう。

また、食事の時間を家族みんなで楽しむことも大切です。

この時間は、家族間のコミュニケーションを深める貴重な機会でもあります。

子どもと一緒に食事を楽しみながら、自然と食事のマナーを身につけていきましょう。

【小学生向け】基本的な食事マナー

「基本的な食事マナー」をイメージする画像

食事の前後の挨拶

「いただきます」「ごちそうさま」をしっかりと言えるように教えましょう。

これらの挨拶は、食事に感謝する気持ちを表す大切な言葉です。言葉だけでなく、その背景にある感謝の気持ちを伝えることが重要です。

たとえば、食事前にみんなで「いただきます」と大きな声で言ったり、食事後に感謝の気持ちを込めて「ごちそうさま」と言うことで、子どもは食事の挨拶の大切さを理解できるようになります。

正しい食器の扱い方

お箸やフォーク、スプーンの正しい持ち方を教えます。

これらは、食事をスムーズに行うためだけでなく、周りの人に不快な思いをさせないためにも重要です。

特にお箸の持ち方は、日本の文化の中で基本的なマナーの一つです。

子どもが正しい箸の持ち方を覚えるには、繰り返し練習することが大切です。

最初は大人が手を添えて教え、徐々に子ども自身で持てるようにサポートしてあげましょう。

食事中の姿勢

良い姿勢で食事をすることは、マナーの基本です。

背筋を伸ばして座り、テーブルに肘をつかないように注意しましょう。

食事中に猫背になるのも良い姿勢とは言えません。

日常的に姿勢に気を配り、食事の際には子どもに正しい姿勢を意識させるようにしましょう。

正しい姿勢で食事をすることで、消化を助ける効果も期待でき、健康にも良い影響を与えます。

食事中の禁止事項

「食事中の禁止事項」をイメージする画像

立ち歩かない

食事中は席を立たずに座り続けましょう。

食事中に席を立つことは、周りの人に迷惑をかける行為です。特に大人と一緒に食事をしている場合、立ち歩くことは失礼にあたります。

話し過ぎない

食事中は適度な会話を楽しむことが大切です。

大声で話したり、笑ったりするのはマナー違反です。

特に個人的な話題を大声で話すのは、周りに不快感を与えることがあるので注意が必要です。

お行儀よく食べる

口に食べ物を入れたまま話さないことや、箸を置くタイミングを意識することも大切です。

食事中のマナーを教えることで、子どもは他人への配慮や社会的なルールを学ぶことができます。

食事マナーを楽しむための工夫

褒めて伸ばす

子どもがうまくできた時はしっかりと褒めてあげましょう。子どもが食事のマナーを正しくできた時は、具体的に褒めてあげることが大切です。

例えば、

箸の持ち方が上手になったね!
きちんと「いただきます」と言えたね!

など、子どもが頑張ったことを具体的に褒めることで、子どもは自信をつけ、さらに食事のマナーを意識するようになります。

また、子どもが食事のマナーを学ぶ過程では、失敗することもあるでしょう。その時は、叱るのではなく、優しく丁寧に教え直すことが大切です。

子どもが安心して、食事のマナーを学べる環境を作るように心がけましょう。

簡単レシピのご紹介

ここで、小学生のお子さんもよろこぶ、かんたんなレシピをご紹介しておきますね。

生とうもろこしご飯(4人分)

【材料】

 米:3カップ
 水:750〜800ml
 とうもろこし:大1本

(A)
 塩:小さじ1強
 酒:大さじ1

【作り方】

  1. 米はきれいに洗い、分量の水に1時間程浸水します
  2. とうもろこしは1/2長さに切り、縦に置いて包丁で実を削り落とします
  3. ボウルに2.の実を入れ、(A)をまぶしつけて5分程おきます
  4. 1.を炊飯器に入れ、その上にとうもろこしの芯の部分と3.をのせて普通に炊きます
  5. 炊き上がったら10分程蒸らし、さっくりと混ぜて器に盛ります

まとめ

食事のマナーを教えることは、子どもが社会で円滑に生活するための第一歩です。

楽しみながら取り組むことで、自然と身についていくでしょう。

食事のマナーは単なるルールではなく、周りの人に対する配慮や感謝の気持ちを表現するための大切な手段です。

家族全員で取り組むことで、子どもは自然と食事のマナーを身につけていきます。

食事の時間を大切にし、子どもと一緒に楽しく学びましょう。

 

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