お弁当を前日の夜に詰める方法【保存版】食育マスターが注意点を解説。

お弁当を前日の夜に詰める方法【保存版】食育マスターが注意点を解説。

食育マスターの伊藤華づ枝でございます。

お子さんや、あなたご自身のお弁当を作るために、少しでも時間を節約したいと感じることはありませんか?

このページでは、お弁当を前日の夜に詰める具体的なコツをわかりやすく解説します。

忙しい朝に大活躍する、自宅で作る冷凍食品の簡単レシピもご紹介しますね。

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前日の夜にお弁当を詰めるメリット

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前日の夜にお弁当を詰めることで、朝の時間を大幅に節約できます。

あなたの慌ただしい朝にゆとりが生まれ、心身共に余裕を持って一日をスタートできるでしょう。

また、前もって準備することで、お弁当が丁寧に仕上がり、彩りや見た目にもこだわることができます。

さらに、時間に余裕がある分、中身をしっかり確認し、入れ忘れや不足を防ぐことが可能です。

デメリットと注意点

お弁当を前日に詰める「デメリットと注意点」についてイメージする画像

前日の夜にお弁当を詰める最大のデメリットは、衛生面でのリスクです。

特に夏場は気温が高く、食中毒の危険性が増します。お弁当箱の中は外気温よりも高くなりやすく、雑菌が繁殖しやすい環境となります。

そのため、適切な保冷対策や、菌が増えにくい食材の選び方、しっかりと加熱する調理方法を理解しておくことが大切です。

また、作ったお弁当は冷蔵庫で保存する必要があり、冷蔵庫のスペースを事前に確保しておくなどの計画も必要です。

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お弁当を前日の夜に詰める際の具体的な注意点

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おかずはしっかり加熱!

お弁当に入れるおかずは、必ずしっかりと加熱し、中まで火を通すことが大切です。

特に肉や魚、卵といった動物性たんぱく質は、加熱が不十分だと食中毒のリスクが高まります。

安全にお弁当を楽しむためにも、菌の繁殖を防ぐために十分な加熱が必要です。

電子レンジ、フライパン、オーブンなど、調理方法に応じて適切な加熱方法を選び、中心部まで火が通っていることを確認しましょう。

安心の目安としては、温度計を使って中心温度が75℃以上になっていることをチェックするのが効果的です。

作ったお弁当を小分けして、味見を兼ねてチェックするのがオススメです。

素手で触らない!

素手で直接おかずを触るのは、衛生的に良くありません。

お弁当箱やおかずを触る際は、必ず清潔なトングや箸を使用しましょう。

トングや箸は、使用前に熱湯消毒をすることで、より衛生的になります。

特に、調理前や食事の前には、しっかりと手を洗って清潔に保つことが、食中毒を防ぐポイントです。

選ぶべきおかずと避けるべき食材

菌が繁殖しやすい食材に注意!

お弁当に入れる食材は、菌が繁殖しにくいものを選ぶことが重要です。

特に、卵や乳製品、生野菜は菌が繁殖しやすいため、十分な注意が必要です。

卵料理は、しっかりと火を通すことでサルモネラ菌などの食中毒菌を防ぎます。

乳製品は、冷蔵庫で低温保存できるヨーグルトやチーズなどを選ぶと良いでしょう。

生野菜は、カットすると菌が繁殖しやすくなるため、サラダなどは食べる直前に切るのが理想的です。

これにより、お弁当の衛生面をしっかりと保ちながら、安心して楽しむことができます。

前日の夜に詰めるご飯の注意点

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ご飯は別で冷蔵する

おかずと一緒に保存するとご飯がべちゃべちゃになることがあるため、別々に冷蔵することをおすすめします。ラップで包むか密閉容器に入れて冷蔵庫で保存すると、美味しさが長持ちします。

柔らかめに炊く

冷蔵保存するとご飯は硬くなりがちなので、少し柔らかめに炊くと、冷めても美味しく食べられます。

前日の夜に詰めたお弁当の保冷方法

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保冷剤を活用する

お弁当を食べる当日は、保冷剤をしっかりと使い、保冷バッグに入れて持ち運ぶことで、お弁当の温度を適切に保つことができます。

特に夏場は、保冷剤の使用が必須です。

冷凍食品を一部使用する

冷凍食品は、保冷剤代わりにもなり、衛生的で便利です。

・冷凍食品を使うのは手抜きだ
・冷凍食品はおいしくない

という時代は過ぎました。

種類も豊富な上、安全でおいしいものが多く市販されています。

例えば、冷凍した枝豆や焼き魚などをお弁当に入れることで、冷たさを保ちつつ美味しさも維持できます。

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自宅で簡単!冷凍レシピ

ホームフリージングは、家庭用の冷凍庫を使うため、野菜などの栄養価やできたての味を急速冷凍する、菌が繁殖しにくいという点では、市販の冷凍食品に比べると劣ります。

しかし、添加物も含まれていませんし、何より安心で愛情のこもった手作りという最大のメリットがあります。

夕食のおかずを作る時、少し多めに作って冷凍しておけば、何か一品追加したい時にとても助かります。

ホームフリージングのコツをしっかり理解し、充実したお弁当作りにお役立てください。

ホームフリージングのコツ

急速冷凍

十分冷ましてから一気に冷凍します。冷凍に時間がかかると、食品中の水分が大きな結晶となって組織が傷み、品質低下を引き起こします。

できるだけ早く冷凍するのが、おいしく保存するコツです。

肉そぼろなどは、少量ずつ薄く広げると、早く冷凍できます。

熱伝導のよいアルミトレイにのせると、通常より早く冷凍することができます。

少量ずつ小分けする

使いやすいように、一回分ずつ小分けして冷凍します。

煮物はカップに入れて冷凍しましょう。

量が多いと解凍時にも時間がかかり不便です。

密封する

できるだけ空気に触れないように密封します

ラップに包み、冷凍したらフリージングパックに入れかえて保存すると、場所を選びません。

水分をしっかりきる

煮物などの完全調理品を一食ずつお弁当用カップに入れて冷凍する場合は、解凍する時に水分が出るため水分をしっかりきってから冷凍します。

ハンバーグやミートソースなど、解凍して再度加熱する場合はソースと一緒に冷凍します。

一度解凍したものは再度冷凍しない

品質が著しく低下するため、解凍したらすぐに使い、再冷凍はしないことが鉄則です。

冷凍期間を認識する

フリージングパックに冷凍した日付を記入するなど、冷凍期間をきちんと把握しましょう。

素材にもよりますが、冷凍の期間は2〜3週間を目安にすると良いでしょう。

冷凍すればいつまでも食べられるということではありません。

あくまでも、自己責任の上で冷凍することが求められます。

いつ冷凍したものかわからなくなり、何カ月も冷凍庫に入ったままで結局捨ててしまったということがないように気を付けましょう。

お弁当でよく使う食材の冷凍方法

冷凍食品・冷凍野菜として市販されているものは、基本的にホームフリージング可能です。

アレンジ次第で、あなただけの冷凍食品が楽しめますよ。

野菜類

家庭菜園でたくさん収穫したり、安売りで大量に購入した野菜は、冷凍保存がおすすめです。

保存が効かない野菜は、すぐに下処理して冷凍すると長持ちし、使うときの手間も省けます。

解凍する際に電子レンジにかけたり、熱湯を通して加熱する場合は、冷凍前の加熱時間を少し短めにしておくと、解凍時にちょうど良い状態で調理できます。

青菜
短めに塩ゆでしてしっかり水分を絞り、使いやすい大きさに切って一回分ずつラップに包み冷凍します(広げると早く冷凍できます)。

ごま和えなどは一食分ずつお弁当用カップに入れて冷凍します。そのままお弁当箱に入れると保冷剤代わりにもなります。

ブロッコリー
塩ゆでしてしっかり水気をきり、小房に分け広げて冷凍します。

凍ったらパックなどに入れかえると場所をとりません。

そのままお弁当のすき間に入れたり、マヨネーズなどで和えてサラダに。炒め物などで調理する場合は凍ったままでOKです。

グリーンピース
塩ゆでして煮汁に入れたまま冷まし、汁ごと冷凍するとしわになりません。

解凍しやすいように一回分ずつに分けてタッパーに入れるかパックに入れて保存します。汁ごと電子レンジにかけるか、室温で解凍します。ご飯に混ぜたり、おかずの彩りに散らしたり、常備しておくと便利です。

枝豆
塩ゆでし、広げて冷凍します。凍ったらパックなどに入れかえます。

流水で解凍するか、室温で自然解凍します。凍ったままお弁当のすき間に入れることができ、とても手軽です。

ジャガイモ
ポテトサラダを作り、一食分ずつお弁当用カップに入れて冷凍しておくと、そのままお弁当箱に入れられて便利です。

キュウリなどの水分がでる野菜は入れないようにします。または皮をむいて使いやすい大きさに切り、電子レンジでかために加熱して冷ましてから冷凍します。

そのまま煮物や炒め物、揚げ物などに使います。

里芋、カボチャ
煮物などは汁気をきって一食分ずつお弁当用カップに入れて冷凍しておくと、そのままお弁当箱に入れられて便利です。

または皮をむいて使いやすい大きさに切り、電子レンジでかために加熱し、冷ましてから冷凍します。そのまま煮物や炒め物などに使います。

魚類

切り身魚
適当な大きさに切り、下味をつけてから冷凍すると、味付けの手間が省けます。

就寝前に冷蔵庫へ移し、自然解凍してから焼きます。朝の調理時間をさらに短縮したい場合は、焼いて冷ましてからラップに包んで冷凍します。

鮭の切り身は、焼いてほぐしてから冷凍するとおにぎりにもサッと使えます。

しらす干し
新鮮なうちに冷凍します。自然解凍か熱湯をさっとかけて解凍します。

ごはんや和え物、卵焼きなど用途が多い魚です。

タラコ
お弁当用には加熱してほぐしてから冷凍すると便利です。そのままおにぎりの具として使えます。

時短レシピで三色そぼろ弁当

解凍するだけの簡単調理で、美しいお弁当をご紹介します。

インゲン豆の甘煮など、お弁当に甘いものが入っていると気分がホッとして食欲が増します。

冷凍してストックしておきましょう。

【材料(2人分)】

 ご飯:2杯

(A)
 鶏ひき肉:100g
 しょうゆ:大さじ1
 砂糖:少々
 みりん:大さじ1
 酒:大さじ1

(B)
 卵:1コ
 砂糖:小さじ1強
 塩:少々
 青菜:100g
 塩:少々
 白ゴマ:小さじ1
 紅しょうが:適宜

 

【作り方】

  1. なべに(A)を入れ、はし数本でかき混ぜながら鶏そぼろを作り、冷凍します。自然解凍か電子レンジで解凍します。
  2. 別なべに(B)を入れ、ときどき火からはずしながら細かい卵そぼろを作り、冷凍します。自然解凍か電子レンジで解凍します。
  3. 青菜は塩ゆでして細かく切り、冷凍します。冷凍のまま鍋に入れ、から炒りしながら塩で調味し、ゴマをまぶします。
  4. お弁当箱にご飯を詰め、1.~3.と紅しょうがを彩り良くのせます。

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まとめ

前日の夜にお弁当を詰めることは、あなたの忙しい朝をラクにするための有効な手段です。

衛生面に十分な注意を払えば、適切に保管・再加熱を行うことで安全に美味しいお弁当を楽しむことができます。

あなたも、お弁当を詰める前に食材の選び方や加熱方法、保冷方法などをしっかりと理解し、安全で美味しいお弁当作りを心がけましょう。

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