【2歳のお弁当】食育マスターが簡単レシピを徹底ガイド!注意点は?

食育マスターの伊藤華づ枝でございます。
2歳児のお弁当作りには、本当に悩みが尽きませんよね。
栄養バランスも気になるし、子どもが好き嫌いなく食べてくれるかどうかも不安になったり…
このページでは、忙しいあなたのために、簡単で栄養バランスの良いお弁当レシピと、毎日のお弁当作りがもっと楽になる時短テクニックをご紹介します。
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朝の準備をラクに!お弁当作りのコツ

忙しい朝でも、ちょっとした工夫でお弁当作りがぐっと楽になります。
例えば、作り置きや時短アイテムを使えば、時間に追われることなく美味しいお弁当が作れます。
作り置きの活用法
週末におかずを作り置きして冷凍保存しておけば、朝は詰めるだけ!
少量ずつ小分けにしておくと、必要な分だけサッと使えます。
特に、肉団子やハンバーグなどは、冷凍しても美味しくいただけます。
時短アイテムをフル活用する
100円ショップで手に入るシリコンカップやラップでおかずを個別に包んでおくと、詰めるだけで時短に!
電子レンジで温めるだけで完成するメニューも多いので、朝の手間をぐっと減らせます。
詰め合わせ方にも工夫しましょう。
お弁当を持っていく間に、中身がくずれたり、味や香りが混じったりしないように、盛り付けには気を付けます。
使い捨ての紙カップやワックスペーパーなどの小物を上手に使ったり、シリコンカップなどの何度でも使えるタイプを使用すれば、環境にも配慮できます。
お弁当の材料選びのポイント

「食べやすい」サイズが一番大切!
ひとくちで食べやすい形を心がけましょう。
これは、私が食育マスターとして主宰するオンライン講座でも常にお伝えしていることですが…
発育の盛んな幼児期、学童期のお弁当は、栄養バランスと年齢に見合った分量を考えることが、最も大切です。
もちろん、かわいらしく作ることも大切です。
しかし、特に2歳くらいの子どもは、1人で食べるのに精一杯。
幼児期・学童期のお弁当は1人で食べることができ、決められた時間内に食べられるように、食べやすいものにしましょう。
初めての2歳児のお弁当で大切なこと

↑の画像(伊藤華づ枝が実際に作った弁当の試食用)のように、
お弁当を作った人が次のお弁当作りのための注意点を知るためにも、折々自分用を作って試食することをオススメします。
特に、2歳児の初めてのお弁当は…
食べ慣れた・大好きな物を・食べやすくして・少なめに詰めることが大切です。
お弁当はおいしくて楽しい!
という印象を持つように、できるだけ好きなものを詰めて全部食べられるようにしましょう。
全部食べられたという達成感が、子どもを成長させます。
ご飯はこぼれないように小さくまとめ、おにぎりやのり巻きなどにし、パン食も一口で食べられる大きさに切ったり、ラップで包んだりします。
おかずもひとくちサイズにし、串刺しなどにして食べやすくします。
最初は、慣れない食材や、嫌いなものは入れないようにして、箸のほかにスプーンも添えます。
消化に優しい食材
2歳のお子さんにお弁当を作る際は、消化しやすく、栄養価が高い食材を選ぶことも大切です。
例えば、柔らかく煮込んだ野菜や豆腐、卵料理は、小さなお子さんでも消化しやすいです。
また、鶏肉や白身魚もおすすめ。
しっかり火を通して、柔らかく仕上げるのがポイントです。
アレルギーへの配慮
2歳児は、アレルギーのリスクが高い時期。
卵や乳製品、小麦など、アレルギーがある場合は、医師と相談して代替食材を選ぶと安心です。
お弁当には向かない食品
香りの強いものは避けましょう。
汁気の多い煮物はよく水けを切り、密封容器などに入れるなどの工夫をします。
ドレッシング・マヨネーズ・ソースなどは、別容器に入れて詰めると扱いやすくなります。
また、脂肪の多い肉類、バター、ラードなどを使った物は、冷えると脂肪が固まりまずくなります(特に冬は避けるようにします)。
魚は冷たくなると、骨が離れなくなります(小骨の多い魚とともに注意が必要です)。
水分の多くないものや、冷めても味の変わらないものを選ぶようにしましょう。
苦手なものをさりげなく

(料理作成&撮影:伊藤華づ枝)
お弁当に慣れてきたら、苦手なものも少し入れてみましょう。
好きな味付けにしたり、小さく切って、好きなものの中に混ぜたりしてさりげなく加えます。
食べられたら少しずつ切り方を大きくしたり、よく見える場所につめるなど、苦手を克服していきます。
先生や友達と一緒に食べると、苦手なものも食べられたという話がよくあります。
一度食べてしまえば、もう大丈夫!
たくさんほめてあげることも大切ですよ。
子どもが好きな卵焼きに加えると比較的よく食べるため、野菜や海藻など子どもに食べさせたいものは卵焼きに混ぜると手軽です。
<卵焼きによく合う具>
ワカメ、ヒジキ、海苔、切干大根、大豆、しらす干し、桜エビ、コーン、チーズ、ネギ、ニンジン、ピーマン、ブロッコリーなど
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栄養バランスを考えたメニュー構成

2023年に発表された学会の報告では…
- 平日は保育所で、ある程度バランスの取れた食事が出来ているが、休日家庭での食事ではカルシウム・鉄・ビタミンの摂取が圧倒的に足りていない
- 逆に家庭での食事では、ビタミンAだけ摂りすぎている傾向がある
- その理由は、シリアルや飲料を口にする機会が多いからと推測される
というデータもあります。
だからこそ、2歳のお子さんのお弁当には、成長に欠かせない栄養素をバランス良く取り入れたいですね。
そこで、主食・主菜・副菜を意識したメニューが理想的です。
↓参照先↓
日本栄養・食糧学会誌(2023年)|保育所に通う幼児における習慣的なエネルギー及び栄養素摂取量の評価
主食
お弁当の半分は、ご飯やパン、エネルギー源となる炭水化物を選びましょう。おにぎりやサンドイッチも手軽に作れます。
炭水化物(主食)は、体と脳を活発に働かせるために、欠かせないエネルギー源です。
主菜
主食の残り半分は、おかずの割合にしましょう。
肉・魚・卵・大豆を使った、タンパク質豊富なおかずを!
たとえば、鶏肉の照り焼きや豆腐ハンバーグは、子どもにも食べやすくて人気です。
味噌・醤油・チーズなどの発酵食品も、積極的に取り入れていきましょう。
副菜
カラフルな野菜や果物をプラスして、見た目も楽しいお弁当にしましょう。
また、お弁当に彩りを加えるために、色々な色の食材を組み合わせることも大切です。
赤、黄、緑、黒(紫)、白など、カラフルな食材を使うことで、食欲も増進します。
2歳の子ども向けの時短おかずレシピ

(弁当作成&撮影:伊藤華づ枝)
15分で作れる簡単おかずレシピ
忙しい朝に活躍する、15分で作れる簡単レシピをご紹介します。
じゃこ入りのふわふわ卵焼き
- 卵にしらす干しを混ぜて、ごく少量の塩と砂糖で味付けをし、卵巻きを作ります
- ハート形に切ります
じゃが芋ボール
- じゃが芋は2センチ角ほどに切ってから茹でます
- ザルに上げてから熱々のうちにつぶし、クリームチーズと茹でた枝豆を加えて混ぜます
- ラップで小さなボール状に丸めます
千切りゆで野菜
- キャベツと少量の赤パプリカを千切りにし、ほどよく茹でてから、少量の塩で調味します
きゅうりとミニトマト
- きゅうりは幼児の口に合うサイズに切り、切り込みを入れてから塩でもみます
- ミニトマトはヘタを切り落としてから、半分に切ります
- ミニトマトをそのまま入れると、幼児の口には大きすぎる場合があるので注意します
2歳児が食べたくなるお弁当レシピ

(弁当作成&撮影:伊藤華づ枝)
栄養バランスにも考慮し、緑黄色野菜やクリームチーズなど、成長期の子どもに食べさせたい食材を使ったレシピです。
キャロットパンケーキ
【材料(2人分:4枚)】
ニンジン :30~40g
サヤエンドウ: 2~3枚
(A)
卵:1/2コ
砂糖:少々
牛乳:50ml
小麦粉:1/2カップ
ベーキングパウダー:少々
サラダ油:適宜
※ホットケーキミックスを使用する場合
(A)
卵:1/4コ
牛乳:大さじ2・1/2
ホットケーキミックス:50g
【作り方】
- ニンジンは花型にぬいた薄切りを4枚とってサッとゆでます
- サヤエンドウもゆでて細切りにします
- ボウルに残りのニンジンをすりおろして入れます
- 3.に(A)を入れて軽く混ぜます
- フライパンに油を入れてぬぐい取り、4.を流し入れて小さく焼き、表面に泡がブツブツと出たところでニンジンとサヤエンドウを花のように置きます
- ひっくり返して焼き上げます
エビとマッシュルームのカレー風味
【材料(2人分)】
エビ:6尾
マッシュルーム:4コ
小麦粉:適宜
揚げ油:適宜
ピック:4本
(A)
天ぷら粉:20g
カレー粉:少々
塩:少々
水:50ml
【作り方】
- エビは殻をむいて背ワタをとり、洗います
- マッシュルームもサッと洗い、十文字に4つに切ります
- 1.と2.に小麦粉をまぶします
- (A)を混ぜ、3.をつけて色よく揚げます
- 食べやすいようにピックに刺します
カボチャのごま塩
【材料(2人分)】
カボチャ:100g
ごま塩:少々
【作り方】
- カボチャは種をとり、ところどころ皮をむきます
- 3センチ位の角切りにして電子レンジにかけ、やわらかくします
- 熱いうちにごま塩をふります
干しアンズのクリームチーズ
旬のりんごや梨を細かく切り、クリームチーズと和えたものをアンズではさんだ色どりの良い一品です。
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2歳のお弁当を作る際の注意点

衛生的であることが一番
食中毒などを予防するために、衛生的に作りましょう。
お弁当は作ってから食べるまでに、時間がかかります。
食べ物が腐ったり、変化しないように、作り方や詰め合わせ方に細心の配慮が必要です(夏場や梅雨時は特に注意します)。
弁当箱に詰める前に、前夜作った物は必ず火を通します。冷凍のまま入れると雑菌が繁殖しやすいので、なるべく避けましょう。
食材にはしっかり火を通す
いたみやすいハム・ソーセージ、練り製品、ひき肉も充分に火を通します。
幼児のお弁当は、できるだけ加熱したものを入れます(加熱したものは消化が良いです)。
加熱はやや長めにし、消化吸収の良いように心がけます。
お弁当のフタをする前に注意すること
熱いご飯と冷えたおかずは、両方同じ温度に冷ましてから詰めます。
蒸れて味が変わったり腐ったりするので、熱い内に弁当箱の蓋をしないようにしましょう。
最適なお弁当の量
3食の中で一番活動量の激しい時間帯に食べるお弁当は、1日に必要なエネルギー量(※1)の1/3を目安にします。
主食、主菜、副菜を取り合わせ、栄養のバランスをとりましょう。
ご飯は子ども茶碗1〜1.5杯、おかずの主菜は肉、魚、卵、大豆・大豆製品を1品以上入れ、副菜としての野菜をたっぷり入れるようにします。
ご飯を中心に、おかず3~4品の組合せが適量です。
※1<エネルギーの食事摂取基準>
1~2歳
男:1,050kcal
女:950kcal
全部食べられない日もあるかもしれませんが、残しても叱らず、不足したエネルギー分は、おやつで補います。
慣れないうちは少なめにして、全部食べた時の達成感を味わわせ、少しずつ量を増やしていきましょう。
全部食べたら、少し大げさなくらいほめてあげると、子どもの自信につながります。
可愛いキャラ弁当の考え方

(弁当作成&撮影:伊藤華づ枝)
↑写真のような、人気キャラクターを使ったお弁当。
実際に伊藤華づ枝が作成したキャラクター弁当ですが・・・
子どもに喜んでもらいたい!
親心としては、この手のお弁当を目指してしまいがちですよね。
もちろん、2歳のお子さんが喜んで食べてくれるように、たまにはキャラクター弁当に挑戦するのも、1つの考え方ですが…
私は、それよりも「手をかけ過ぎず、継続できることが重要」だと考えます。
なぜなら、毎日のお弁当は、日常生活の一部だからです。
毎日、キャラクターのお弁当ばかりにこだわると、何よりあなたの負担が大きくなります。
また、お弁当で子どもが遊んでしまう可能性もあるので、おすすめしません。
あなたのお子さんがお弁当のフタを開けたときにワクワクするような、好きなもの・おいしそうな彩り・盛り合わせを考え、甘味・塩味・酸味の調和をはかり、毎日「変化」をつけるようにしましょう。
これが、あなたのお子さんの輝く未来を食でサポートするための「本質」です。
以下の記事には、私の娘(京都大学大学院修了)を育てたお弁当のレシピを特別にシェアしていますので、もしよかったらご参考ください。
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まとめ
2歳のお弁当作りは、栄養バランスや食べやすさに気を配りつつ、あなたが無理なく楽しく続けることが一番大切です。
今回ご紹介した時短テクニックや簡単レシピを活用して、毎日の負担を軽くしつつ、栄養満点のお弁当を作ってあげてくださいね。
さらに詳しく知りたいあなたへ

(伊藤華づ枝が2歳の孫に作ったキャロットケーキ)
ここまで、2歳のお弁当作りに関するポイントを詳しくご紹介しました。
もしあなたが・・・
毎日の準備をもっと楽にしたい、子どもが喜んで食べてくれるメニューを増やしたいとお考えなら、さらに深い知識を得られる機会があります。
- もっと時短になる具体的な方法が知りたい
- 子供がやさしく賢くなるレシピがほしい
- 実践しやすい食育の成功事例が知りたい
という場合も、「食育マスター」の伊藤華づ枝が主催する食育オンラインセミナーに、ぜひお気軽にご参加ください。
3ヵ月で子どもの心が豊かに育つ方法を、無料で学べます。
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【食育オンラインセミナー】3ヵ月で子供の心が優しく賢くなるすごい講座